妊娠中または乳児期の抗菌薬曝露と小児神経発達症リスク:大規模コホート研究
【背景】
妊娠中や乳児早期の抗菌薬使用が、小児の自閉スペクトラム症(ASD)や発達障害、てんかんのリスクを高める可能性が指摘されていました。この関連性を大規模な集団ベースのコホート研究と兄弟解析で評価しました。
【結果】
妊娠中の抗菌薬曝露は、兄弟解析ではASD(ハザード比1.06、95%CI 1.01-1.12)、知的障害(1.00、0.93-1.07)、言語障害(1.05、1.02-1.09)、てんかん(1.03、0.98-1.08)との関連はほぼ消失しました。乳児早期の抗菌薬曝露もASD、知的障害、言語障害との関連は認められませんでしたが、てんかんとはわずかなリスク増加(1.13、1.09-1.18)が観察されました。
【臨床へのインパクト】
妊娠中や乳児早期の抗菌薬使用が、小児のASD、知的障害、言語障害のリスクを直接的に高めるという明確なエビデンスは得られませんでした。しかし、乳児期の抗菌薬使用はてんかんのリスクとわずかな関連が示唆されました。また、ごく早期の抗菌薬使用や長期使用ではリスク上昇が見られたサブグループもあり、妊婦や乳児への抗菌薬処方時には、その利益と潜在的なリスクを慎重に比較検討する必要があるでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
