超高齢者のスタチン一次予防、CVイベント抑制し安全性も良好

📚 掲載誌:Ann Intern Med | 掲載日:2024-06-01 | DOI:10.7326/M24-0004

📄 原題:Benefits and Risks Associated With Statin Therapy for Primary Prevention in Old and Very Old Adults : Real-World Evidence From a Target Trial Emulation Study.

🔗 PubMed:PMID: 38801776

【背景】

75歳以上の高齢者におけるスタチンによる心血管疾患(CVD)一次予防のコンセンサスは不明瞭でした。これは、この年齢層がランダム化比較試験で十分に代表されていなかったためです。本研究は、高齢者におけるスタチンのベネフィットとリスクを実臨床データで評価しました。

【結果】

75〜84歳群と85歳以上群の両方で、スタチン開始によりCVDイベントが有意に減少しました。75〜84歳群では5年間のCVDリスクがITT解析で1.20%(95% CI, 0.57%~1.82%)、85歳以上群では4.44%(95% CI, 1.40%~7.48%)減少しました。筋疾患や肝機能障害の有意な増加はどちらの群でも認められませんでした。

【臨床へのインパクト】

本研究は、75歳以上の高齢者、特に85歳以上の超高齢者においてもスタチンによるCVD一次予防が有効であり、重篤な有害事象のリスクを増加させないことを示唆しています。これにより、これまでエビデンスが不足していた超高齢者へのスタチン処方を検討する際の強力な根拠となり、ガイドラインの改訂や実臨床での処方判断に影響を与える可能性があります。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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