産前うつ症状のある母親への分娩後エスケタミン単回投与、産後うつ発症を約3/4減少
【背景】
産前うつは産後うつ病のリスク因子であり、罹患率が高い。既存治療では不十分なケースも多く、分娩後の早期介入で産後うつを予防できるか、新たな治療戦略が求められていた。
【結果】
産前うつ症状のある母親364名を対象としたRCTの結果、分娩後エスケタミン投与群では、プラセボ群と比較し、産後42日時点での大うつ病エピソード発症率が6.7% vs 25.4%と有意に低かった(RR 0.26, 95%CI 0.14-0.48, P<0.001)。神経精神症状の有害事象はエスケタミン群で多かったが、一過性だった。
【臨床へのインパクト】
産前うつ症状のある母親に対し、分娩直後に単回低用量のエスケタミンを投与することで、産後うつ病の発症を大幅に抑制できる可能性が示唆された。神経精神症状は一過性で、重篤な合併症は認められなかったことから、産後うつ病の新たな予防戦略として、日本の周産期医療における導入が検討されるかもしれない。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
