閉塞性冠動脈疾患なしでも炎症リスクで心血管イベント予測、AI活用で精度向上
【背景】
胸痛患者への冠動脈CTアンギオ(CCTA)普及で、閉塞性冠動脈疾患(CAD)がない多数の患者群が見つかるも、その予後や管理は不明瞭でした。CCTAから得られる冠動脈周囲脂肪減衰指数(FAIスコア)による炎症評価が、これらの患者の心血管リスク予測に役立つか検証されました。
【結果】
閉塞性CADなし患者は全MACEの66.3%、心臓死の63.7%を占めました。3本の冠動脈全てでFAIスコアが高い(上位四分位)と、心臓死のリスクは下位四分位と比較して29.8倍(95%CI 13.9-63.9)、MACEは12.6倍(8.5-18.6)でした。AI-Risk分類の「非常に高リスク」は「低・中リスク」に対し心臓死6.75倍、MACE4.68倍でした。
【臨床へのインパクト】
本研究は、CCTAで閉塞性CADがない患者でも、FAIスコアが既存のリスク因子やCADの有無・程度とは独立して心血管イベントリスクを予測することを示しました。AI-RiskモデルはFAIスコアと臨床情報を統合し、従来の危険因子ベースのリスク計算に代わる新たなリスク予測アルゴリズムとして、日本の臨床現場でのリスク層別化や管理戦略に影響を与える可能性があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
