心臓手術後の高齢者せん妄、脳波ガイド麻酔は発生率を減らさない
【背景】
術中の脳波抑制は過剰な全身麻酔を示唆し、術後せん妄との関連が指摘されてきた。本研究は、脳波ガイド麻酔が高齢心臓手術患者の術後せん妄発生率を減少させるか検証した。
【結果】
脳波ガイド群と通常ケア群で、術後1~5日目のせん妄発生率に有意差はなかった(18.15% vs 18.10%、差0.05% [95% CI, -4.57% to 4.67%])。脳波ガイド群では揮発性麻酔薬の濃度が低く、脳波抑制時間も短縮されたが、ICU滞在期間や入院期間に差はなかった。
【臨床へのインパクト】
高齢心臓手術患者において、脳波抑制を最小限にする脳波ガイド麻酔は、術後せん妄の発生率を減少させないことが示された。この結果は、術後せん妄予防を目的とした脳波ガイド麻酔の導入を支持しない。既存の診療ガイドラインや麻酔管理プロトコルに大きな変更を促すものではないだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
