メサドン維持療法中のアヘン系薬物依存症患者に対する鍼治療の効果を検証

📚 掲載誌:Ann Intern Med | 掲載日:2024-08-01 | DOI:10.7326/M23-2721

📄 原題:Effect of Acupuncture for Methadone Reduction : A Randomized Clinical Trial.

🔗 PubMed:PMID: 38976882

【背景】

オピオイド使用障害に対するメサドン維持療法は有効ですが、副作用回避のためには最低有効量での投与が望ましいとされています。本研究は、アヘン系薬物への渇望をコントロールしつつ、メサドン減量を達成するための鍼治療の有効性を評価しました。

【結果】

8週間の鍼治療により、メサドン用量を20%以上減量できた患者の割合は、鍼治療群で62%(37/60例)、偽鍼治療群で29%(16/58例)でした(リスク差32%、97.5%CI 13%〜52%、P<0.001)。また、鍼治療群は偽鍼治療群と比較して、アヘン系薬物への渇望をVASで平均11.7mm(CI -18.7〜-4.8mm、P<0.001)有意に減少させました。重篤な有害事象は認められませんでした。

【臨床へのインパクト】

本研究は、メサドン維持療法中のアヘン系薬物依存症患者において、8週間の鍼治療がメサドン減量とアヘン系薬物への渇望軽減に有効であることを示しました。これは、オピオイド使用障害の治療において、鍼治療が既存の薬物療法を補完する新たな非薬物療法として、日本の臨床現場で検討される可能性を示唆しています。特に、副作用が懸念される患者や薬物減量を希望する患者にとって、有用な選択肢となるかもしれません。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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