ニルマトレルビル・リトナビル(パキロビッド)はCOVID-19曝露後予防に有効か:大規模プラセボ対照試験

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2024-07-18 | DOI:10.1056/NEJMoa2309002

📄 原題:Oral Nirmatrelvir-Ritonavir as Postexposure Prophylaxis for Covid-19.

🔗 PubMed:PMID: 39018532

【背景】

COVID-19治療薬の臨床試験では、曝露後予防における有意なベネフィットは示されていません。本研究は、家庭内接触者からCOVID-19に曝露した無症状の成人に対し、ニルマトレルビル・リトナビル(パキロビッド)の有効性と安全性を評価しました。

【結果】

5日間群、10日間群、プラセボ群にそれぞれ921名、917名、898名が割り付けられました。14日目までに症候性SARS-CoV-2感染を発症したのは、5日間群2.6%、10日間群2.4%、プラセボ群3.9%でした。プラセボに対するリスク減少は5日間群で29.8%(95%CI -16.7〜57.8, P=0.17)、10日間群で35.5%(95%CI -11.5〜62.7, P=0.12)であり、いずれも有意差はありませんでした。

【臨床へのインパクト】

COVID-19曝露後のニルマトレルビル・リトナビルによる5日間または10日間の予防投与は、症候性SARS-CoV-2感染のリスクを有意に減少させませんでした。この結果から、現状ではCOVID-19曝露後のパキロビッドの予防的処方は推奨されず、日本の臨床現場における診療ガイドラインや処方慣行に影響を与える可能性が高いと考えられます。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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