CYP2D6代謝性オピオイドと抗うつ薬併用で高齢者疼痛悪化、入院・ED受診リスク増
【背景】
高齢の介護施設入居者において、CYP2D6で代謝されるオピオイドと抗うつ薬の併用時の薬物動態学的相互作用の安全性に関するエビデンスは限られていた。本研究は、この併用が臨床転帰とオピオイド関連有害事象に与える影響を調査した。
【結果】
29,435人の入居者において、CYP2D6阻害性抗うつ薬(対CYP2D6中性抗うつ薬)との併用は、疼痛悪化の調整済み発生率比が1.13(95% CI, 1.09-1.17)、疼痛関連入院が1.37(CI, 1.19-1.59)、疼痛関連救急外来受診が1.49(CI, 1.24-1.80)、オピオイド使用障害が1.93(CI, 1.37-2.73)と有意に高かった。
【臨床へのインパクト】
高齢の介護施設入居者に対し、CYP2D6代謝性オピオイドを処方する際、CYP2D6阻害性抗うつ薬の併用は疼痛悪化やオピオイド関連有害事象のリスクを高める可能性が示唆された。特に疼痛関連の入院や救急外来受診、オピオイド使用障害のリスク上昇に注意が必要であり、処方時にはCYP2D6阻害作用の少ない抗うつ薬の選択を検討する、または疼痛管理をより慎重に行う必要性を示唆する。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
