院外心停止成人患者の血管確保、骨髄路と静脈路で転帰に差なし
【背景】
院外心停止患者に対する薬剤投与には迅速な血管確保が不可欠ですが、静脈路確保が困難な場合も少なくありません。骨髄路は代替手段として推奨されていますが、その有効性を静脈路と比較した大規模な臨床試験は不足していました。
【結果】
院外心停止成人患者1732名を対象としたクラスター無作為化比較試験の結果、退院時生存率は骨髄路群10.7%に対し静脈路群10.3%と、両群間に有意差はありませんでした(オッズ比1.04、95%信頼区間0.76-1.42、P=0.81)。その他の副次評価項目(病院前自己心拍再開、持続的自己心拍再開、良好な神経学的転帰での生存)にも有意差は認められませんでした。
【臨床へのインパクト】
本研究は、院外心停止成人患者において、初期の血管確保手段として骨髄路を選択しても、静脈路と比較して退院時生存率や神経学的転帰に優位性がないことを示しました。これは、迅速な血管確保が求められる救急現場において、静脈路確保が困難な場合の代替手段としての骨髄路の有効性を支持するものであり、診療ガイドラインにおける推奨の根拠を強化する可能性があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
