重症患者への高タンパク経腸栄養はQOLを悪化させ機能回復を改善しない
【背景】
重症患者では筋萎縮が進行し、長期的な予後を悪化させる。高タンパク質摂取が筋萎縮を軽減し、予後を改善する可能性があるため、標準量と比較して高用量の経腸栄養が機能回復に与える影響を検討した。
【結果】
高タンパク群は標準タンパク群と比較して、ランダム化後180日間のEQ-5D-5L健康効用スコアが平均差-0.05(95% CI -0.10~-0.01; p=0.031)と有意に低かった。死亡率は群間で差がなく、高タンパク群では消化器不耐症の発生率が有意に高かった(オッズ比1.76, 95% CI 1.06~2.92; p=0.030)。
【臨床へのインパクト】
本研究は、重症患者において標準的な経腸栄養と比較して高タンパク質(2.0g/kg/日)の経腸栄養が、健康関連QOLを悪化させ、機能回復を改善しないことを示した。また、消化器不耐症の増加も認められた。この結果は、重症患者に対するタンパク質投与量のガイドラインや臨床プラクティスを見直す必要性を示唆しており、過剰なタンパク質投与は避けるべきである。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
