細菌性薬剤耐性による死亡者数、過去30年で高齢者80%増、小児50%減、2050年予測
【背景】
薬剤耐性(AMR)は21世紀の重要な地球規模の健康課題です。これまでの研究では2019年のAMR負担が定量化されていましたが、過去の傾向と将来の予測を網羅した包括的な評価はありませんでした。本研究は、1990年から2021年までのAMRの世界的負担を評価し、2050年までの予測を行いました。
【結果】
2021年には、細菌性AMRに関連する死亡が471万件(95% UI 423万-519万)、AMRに起因する死亡が114万件(100万-128万)と推定されました。1990年から2021年にかけて、5歳未満の小児ではAMRによる死亡が50%以上減少しましたが、70歳以上の成人では80%以上増加しました。2050年には、AMRに起因する死亡が世界で191万件(156万-226万)に達すると予測されています。
【臨床へのインパクト】
AMRによる死亡は高齢者で増加し、小児で減少しているという対照的な傾向は、AMR対策が年齢層によって異なるアプローチを必要とすることを示唆します。特に高齢化が進む日本においては、70歳以上のAMR死亡増加は深刻な問題であり、感染予防策、ワクチン接種、抗菌薬の適正使用、重症感染症の質の高いケア、新規抗菌薬開発が、AMRによる死亡を抑制するために重要であることが示唆されます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
