CKD成人患者へのSGLT2阻害薬投与、腎機能低下リスクに応じた推奨度をBMJが提示
【背景】
慢性腎臓病(CKD)患者の腎機能低下抑制や予後改善に有効な治療法は限られている。SGLT2阻害薬は2型糖尿病の有無にかかわらず心血管・腎臓イベント抑制効果を示すが、既存のガイドラインはCKD患者の全エビデンスを網羅せず、リスク層別化された推奨が不足していた。
【結果】
CKD成人患者29,614人を対象とした13試験のメタ解析に基づき、SGLT2阻害薬投与を推奨。CKD進行・合併症リスクが「非常に高い」群では、全死亡、心血管死、心不全入院、腎不全、非致死的心筋梗塞、非致死的脳卒中を減少させ(中等度〜高度のエビデンス)、リスク「低い」群でも全死亡と非致死的脳卒中の減少が示唆された。
【臨床へのインパクト】
本ガイドラインは、CKD患者の腎機能低下リスク(KDIGO分類に基づく低リスクから非常に高いリスクまで)に応じたSGLT2阻害薬の推奨度を明確に提示した。2型糖尿病の有無にかかわらず推奨されるため、CKD患者のSGLT2阻害薬処方機会が拡大する可能性がある。リスク層別化に基づいた個別化医療の推進に貢献し、日本のCKD診療ガイドライン改訂にも影響を与えるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
