産後出血に対するトラネキサム酸、重症出血を抑制し血栓症リスクは増加しない

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2024-10-26 | DOI:10.1016/S0140-6736(24)02102-0

📄 原題:Tranexamic acid for postpartum bleeding: a systematic review and individual patient data meta-analysis of randomised controlled trials.

🔗 PubMed:PMID: 39461793

【背景】

産後出血(PPH)と診断された女性にはトラネキサム酸が推奨されていますが、PPH発症前の予防的投与の有効性は不明でした。本研究は、分娩女性におけるトラネキサム酸の効果を評価するため、ランダム化比較試験のシステマティックレビューと個別患者データメタアナリシスを実施しました。

【結果】

5試験54,404人のデータ解析の結果、トラネキサム酸群はプラセボ群と比較し、生命を脅かす出血のリスクを23%減少させました(OR 0.77, 95% CI 0.63-0.93, p=0.008)。血栓塞栓症イベントに有意差はなく、トラネキサム酸群0.2%に対しプラセボ群0.2%でした(OR 0.96, 95% CI 0.65-1.41, p=0.82)。

【臨床へのインパクト】

トラネキサム酸は、生命を脅かす産後出血のリスクを低減し、血栓症リスクを増加させないことが示されました。全ての分娩女性への使用は推奨されませんが、死亡リスクが高い女性においては、PPH診断前の投与が考慮されるべきです。これにより、PPHに対する予防的アプローチが拡大する可能性があります。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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