PIK3CA変異陽性進行乳がん、イナボリシブ併用で無増悪生存期間が有意に延長
【背景】
PIK3CA変異陽性のホルモン受容体陽性HER2陰性進行乳がん患者に対する新たな治療選択肢が求められていた。イナボリシブはPIK3CA変異型p110αを分解促進する選択的PI3Kα阻害薬であり、パルボシクリブ・フルベストラントとの併用で相乗効果が期待されていた。
【結果】
PIK3CA変異陽性乳がん患者において、イナボリシブ併用群の無増悪生存期間中央値は15.0ヶ月(95%CI 11.3-20.5)であり、プラセボ併用群の7.3ヶ月(95%CI 5.6-9.3)と比較して有意に延長した(HR 0.43; 95%CI 0.32-0.59; P<0.001)。客観的奏効率はイナボリシブ群で58.4%、プラセボ群で25.0%であった。
【臨床へのインパクト】
PIK3CA変異陽性ホルモン受容体陽性HER2陰性進行乳がんの初回治療において、イナボリシブとパルボシクリブ・フルベストラントの併用は、無増悪生存期間を大幅に延長する新たな標準治療となる可能性を示唆する。ただし、高血糖、口内炎、下痢などの有害事象の増加が認められており、これらの管理が重要となる。治療中止に至る有害事象の割合は低く、忍容性は比較的良好と考えられる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
