米国メディケア受益者のIVCフィルター、挿入は減少も回収率は低く長期合併症に注意
【背景】
IVCフィルターは肺塞栓予防に用いられるが、エビデンスは限定的で、ガイドラインは回収を推奨している。しかし、実際の臨床パターンやアウトカムは不明な点が多かったため、米国におけるIVCフィルターの挿入・回収傾向と安全性イベントを評価する目的で本研究が実施された。
【結果】
2013年から2021年にIVCFが挿入された270,866人の患者を対象とした。挿入件数は2013年の年間44,680件から2021年には19,501件に減少した。累積回収率は最大9年間の追跡で16.8%と低かった。非回収IVCF患者における下大静脈血栓症と深部静脈血栓症の発生率はそれぞれ2.2%(95% CI, 2.1%-2.3%)、9.2%(95% CI, 9.0%-9.3%)であった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、米国におけるIVCフィルター挿入が減少傾向にある一方で、回収率が依然として低い実態を明らかにした。回収されなかったIVCフィルターは長期的に下大静脈血栓症や深部静脈血栓症などの合併症リスクがあるため、日本の臨床現場においても、IVCフィルター挿入の適応を慎重に検討し、可能な限り早期の回収を促すための診療プロトコルや患者教育の強化が必要となるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
