高齢者大手術における心拍出量ガイド下輸液・昇圧剤は術後感染を減らさず、不整脈を増加させる
【背景】
大手術時の心拍出量ガイド下輸液療法は、術後合併症を減らす可能性が示唆されてきた。しかし、高齢者を含む大規模な消化器外科手術患者での有効性と安全性は不明だったため、本研究で検証された。
【結果】
主要アウトカムである30日以内の術後感染症は、介入群23.2%に対し通常ケア群22.7%で、有意差はなかった(調整オッズ比1.03, 95%CI 0.84-1.25, p=0.81)。介入群では24時間以内の急性心イベント(主に不整脈)が有意に増加した(3.0% vs 1.7%, 調整オッズ比1.82, 95%CI 1.06-3.13, p=0.03)。
【臨床へのインパクト】
高齢の消化器外科大手術患者において、心拍出量ガイド下輸液と低用量昇圧剤の併用は、術後感染症の減少に寄与しないことが示された。さらに、特に頻脈性不整脈を主因とする術後24時間以内の急性心イベントが増加するリスクがある。この結果から、ルーチンでの本治療法の使用は推奨されない。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
