多剤耐性結核曝露小児へのレボフロキサシン予防投与、発症抑制効果は有意差なし
【背景】
多剤耐性結核(MDR-TB)曝露者に対する予防治療に関するランダム化比較試験のデータは不足している。世界中でMDR-TBに感染する小児は約200万人と推定され、年間約3万人がMDR-TBを発症している。
【結果】
MDR-TB患者と家庭内接触のある小児922人を対象に、レボフロキサシンまたはプラセボを24週間投与した。48週時点での結核発症はレボフロキサシン群1.1%(5人)、プラセボ群2.6%(12人)で、ハザード比は0.44(95%CI 0.15-1.25)であり、有意差は認められなかった。
【臨床へのインパクト】
MDR-TB曝露小児に対するレボフロキサシン予防投与は、結核発症率をプラセボより低減させる傾向を示したものの、統計学的な有意差は得られなかった。この結果は、現在のところMDR-TB曝露小児に対する予防的治療の明確な推奨には至らず、今後のMDR-TB曝露小児の管理方針において、予防的介入の有効性に関するさらなる検討が必要であることを示唆している。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
