高齢者の転倒リスク、ガバペンチンとデュロキセチンで比較検討
【背景】
ガバペンチンは高齢者の転倒リスク増大が懸念されるが、そのエビデンスは非使用者との比較が多く、バイアスのリスクがあった。本研究は、高齢者がガバペンチンまたはデュロキセチンを新規に開始した際の転倒関連アウトカムのリスクを比較した。
【結果】
57,086人の高齢者を分析した結果、ガバペンチン新規使用者では転倒関連受診のハザードがデュロキセチン使用者と比較して低かった(ハザード比 0.52、95%CI 0.43-0.64)。ただし、股関節骨折や救急受診・入院を伴う重篤な転倒のハザードに差はなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、糖尿病性神経障害、帯状疱疹後神経痛、線維筋痛症を持つ高齢者において、ガバペンチン新規使用がデュロキセチン新規使用と比較して転倒関連受診リスクを増加させない可能性を示唆する。この結果は、これらの疾患を持つ高齢者への薬物選択において、ガバペンチンが転倒リスクの観点からデュロキセチンと同等か、あるいは有利な選択肢となりうることを示唆する。ただし、重篤な転倒リスクについては差がない点に留意が必要である。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
