透析患者の骨粗鬆症治療、デノスマブと経口ビスホスホネートの心血管イベントと骨折リスクを比較

📚 掲載誌:Ann Intern Med | 掲載日:2025-02-01 | DOI:10.7326/ANNALS-24-03237

📄 原題:Cardiovascular Safety and Fracture Prevention Effectiveness of Denosumab Versus Oral Bisphosphonates in Patients Receiving Dialysis : A Target Trial Emulation.

🔗 PubMed:PMID: 39761590

【背景】

透析患者は骨折罹患率が高いものの、骨粗鬆症の最適な治療戦略に関するエビデンスは不足している。本研究は、透析患者におけるデノスマブと経口ビスホスホネートの心血管イベントリスクと骨折予防効果を比較することを目的とした。

【結果】

デノスマブ群(658例)と経口ビスホスホネート群(374例)を比較した。デノスマブは、経口ビスホスホネートと比較して、3年間の複合骨折リスクを5.3%(95%CI: -11.3%〜-0.6%)減少させ、リスク比は0.55(95%CI: 0.28〜0.93)であった。一方、主要心血管イベント(MACE)のリスクは8.2%(95%CI: -0.2%〜16.7%)増加し、リスク比は1.36(95%CI: 0.99〜1.87)であった。

【臨床へのインパクト】

本研究は、日本の透析患者においてデノスマブが経口ビスホスホネートと比較して骨折リスクを約45%低下させる一方で、主要心血管イベントのリスクを約36%増加させる可能性を示唆している。これらの推定値には不確実性があるものの、透析患者の骨粗鬆症治療薬選択において、骨折予防効果と心血管イベントリスクのバランスを考慮する必要があることを示唆する。今後の研究でこれらの結果が確認されれば、治療ガイドラインに影響を与える可能性がある。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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