iPSC由来CAR-NK細胞療法FT596、B細胞リンパ腫に良好な忍容性と有効性

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2025-01-11 | DOI:10.1016/S0140-6736(24)02462-0

📄 原題:Induced pluripotent stem-cell-derived CD19-directed chimeric antigen receptor natural killer cells in B-cell lymphoma: a phase 1, first-in-human trial.

🔗 PubMed:PMID: 39798981

【背景】

B細胞リンパ腫に対する既存の免疫細胞療法には製造期間、均一性、アクセス、コスト等の課題があります。FT596はiPSC由来のCAR-NK細胞で、CD19 CAR、高親和性CD16 Fcレセプター、IL-15/IL-15R融合の3つの抗腫瘍モダリティを持ちます。本研究は、再発・難治性B細胞リンパ腫患者において、FT596の安全性、忍容性、推奨用量(RP2D)、抗腫瘍活性を評価することを目的としました。

【結果】

2020年3月19日から2023年1月12日までに86名の患者がFT596を投与されました。最大耐用量には達しませんでした。サイトカイン放出症候群は単剤療法群で18名中1名(6%)に最大グレード1、リツキシマブ併用群で68名中9名(13%)に最大グレード2で報告されました。神経毒性は観察されませんでした。RP2Dは1サイクルあたり3回投与で1.8×10^9細胞と暫定的に同定されました。

【臨床へのインパクト】

iPSC由来の遺伝子改変NK細胞であるFT596は、再発・難治性B細胞リンパ腫に対し、単剤またはリツキシマブ併用で良好な忍容性と深い奏効を示しました。本結果は、iPSC由来CAR-NK細胞が既存の免疫細胞療法の課題を克服し、がん治療の強力なプラットフォームとなる可能性を示唆しています。将来的に、製造期間の短縮、均一性の確保、アクセス向上、コスト削減が実現すれば、日本の臨床現場におけるB細胞リンパ腫治療の選択肢を広げる可能性があります。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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