中等度~重度認知症患者への緩和ケア介入、精神症状改善せずも救急受診・入院は減少

📚 掲載誌:JAMA | 掲載日:2025-03-18 | DOI:10.1001/jama.2024.25845

📄 原題:Palliative Care Program for Community-Dwelling Individuals With Dementia and Caregivers: The IN-PEACE Randomized Clinical Trial.

🔗 PubMed:PMID: 39878993

【背景】

地域在住の認知症患者に対するケアマネジメントは有効だが、中等度~重度認知症やマイノリティ集団への研究は少なく、緩和ケアの視点が欠如しており、医療利用の削減効果も不明であった。

【結果】

認知症緩和ケア群は、通常ケア群と比較して患者の神経精神症状の重症度(NPI-Qスコア)に有意差はなかった。しかし、救急受診と入院の複合イベントは、認知症緩和ケア群で有意に少なかった(平均イベント数:1.06 vs 2.37、群間差 -1.31 [95% CI, -1.93 to -0.69]、相対リスク 0.45 [95% CI, 0.31 to 0.65])。

【臨床へのインパクト】

本研究は、中等度~重度認知症患者に対する緩和ケア介入が、精神症状の直接的な改善には繋がらなかったものの、救急受診や入院を半減させる可能性を示唆した。これは、日本の地域医療において、訪問看護師やソーシャルワーカーによる緩和ケア介入が、患者のQOL向上と医療費削減に貢献しうることを示唆する。今後の診療ガイドラインや地域連携パスの検討に影響を与える可能性がある。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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