米国メディケア高齢者の潜在性結核感染検査と治療、結核予防効果と費用対効果の評価
【背景】
米国では高齢者の潜在性結核感染(LTBI)有病率と結核発症率が高い。そこで、メディケア加入資格のある高齢者を対象に、LTBIの検査と治療が健康上の利益と費用対効果に与える影響を評価するモデルベースの費用対効果分析が実施された。
【結果】
2022年、結核リスクが高いメディケア高齢者約2990万人のうち、約490万人がLTBIと推定された。LTBIの検査と治療により、生涯で約10946例の結核発症と約2579例の結核死亡が回避され、13234の質調整生存年(QALYs)が得られると推定された。ICERは、リスク因子を持つ全高齢者で1QALYあたり192000ドルであった。
【臨床へのインパクト】
米国ではメディケア高齢者が全LTBI患者の約3分の1を占め、この層へのLTBI検査・治療は結核発症と死亡を大幅に減少させる可能性がある。特に65歳で新たにメディケアに加入する層では、1QALYあたり109000ドルと費用対効果が高い。日本においても高齢者のLTBI対策は重要課題であり、本研究結果は日本の高齢者におけるLTBIスクリーニングと治療戦略の検討に示唆を与える可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
