重症下肢虚血の血管内治療、薬剤使用バルーン・ステントは通常バルーンに優位性なし

📚 掲載誌:BMJ | 掲載日:2025-02-24 | DOI:10.1136/bmj-2024-080881

📄 原題:Plain versus drug balloon and stenting in severe ischaemia of the leg (BASIL-3): open label, three arm, randomised, multicentre, phase 3 trial.

🔗 PubMed:PMID: 39993822

【背景】

重症下肢虚血に対する血管内治療において、大腿膝窩動脈病変への最適な再灌流戦略は確立されていません。薬剤塗布バルーンや薬剤溶出ステントが、通常のバルーン血管形成術と比較して臨床的有効性を示すか不明でした。

【結果】

主要評価項目である切断回避生存率(大腿膝窩動脈病変に対する再灌流後、初回の大切断または全死因死亡までの期間)は、通常バルーン群の66%に対し、薬剤塗布バルーン群60%、薬剤溶出ステント群58%でした。調整ハザード比は、通常バルーン対薬剤塗布バルーンで0.84(97.5%CI 0.61-1.16, P=0.22)、通常バルーン対薬剤溶出ステントで0.83(97.5%CI 0.60-1.15, P=0.20)であり、有意差はありませんでした。

【臨床へのインパクト】

重症下肢虚血患者の大腿膝窩動脈病変に対する血管内治療において、薬剤塗布バルーンや薬剤溶出ステントは、通常バルーン血管形成術と比較して切断回避生存率の有意な改善をもたらさない可能性が示唆されました。この結果は、高価な薬剤使用デバイスの使用を再考させ、治療選択肢の費用対効果を重視する日本の臨床現場の診療ガイドラインや保険償還制度に影響を与える可能性があります。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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