静脈血栓塞栓症の長期DOAC治療、減量では再発抑制効果は非劣性示さずも出血リスクは低下
【背景】
静脈血栓塞栓症(VTE)再発リスクの高い患者へのDOAC長期投与において、最適な用量は不明でした。本研究では、VTE再発リスクの高い患者を対象に、DOACの減量投与と通常量投与の有効性と安全性を比較しました。
【結果】
減量群(アピキサバン2.5mg 1日2回またはリバーロキサバン10mg 1日1回)と通常量群(アピキサバン5mg 1日2回またはリバーロキサバン20mg 1日1回)を比較した結果、再発性VTEの5年累積発生率は減量群2.2%、通常量群1.8%であり、減量群の非劣性は示されませんでした(調整HR 1.32, 95% CI 0.67-2.60)。しかし、大出血または臨床的に関連する出血は減量群で有意に減少しました(調整HR 0.61, 95% CI 0.48-0.79)。
【臨床へのインパクト】
VTEの長期DOAC治療において、減量投与は再発抑制効果では通常量に非劣性を示しませんでしたが、出血リスクを大幅に低減しました。再発率が両群ともに低かったことを考慮すると、出血リスクの高い患者や通常量での出血が懸念される患者において、減量投与が選択肢となり得ます。ただし、減量すべきでないサブグループの特定にはさらなる研究が必要です。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
