高度石灰化冠動脈病変へのステント前処置、ロータブレーターとバルーンの1年成績比較

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2025-04-12 | DOI:10.1016/S0140-6736(25)00450-7

📄 原題:Orbital atherectomy versus balloon angioplasty before drug-eluting stent implantation in severely calcified lesions eligible for both treatment strategies (ECLIPSE): a multicentre, open-label, randomised trial.

🔗 PubMed:PMID: 40174596

【背景】

経皮的冠動脈インターベンション(PCI)における高度石灰化病変は、手技の複雑化やステント拡張不全、合併症リスク増加と関連する。ステント留置前の石灰化除去がこれらの有害事象を軽減するかは不明であり、本研究ではロータブレーターとバルーン拡張を比較した。

【結果】

高度石灰化病変2005例を対象に、ロータブレーター群とバルーン群を比較。1年後の標的血管不全(TVF)発生率は、ロータブレーター群11.5%(95%CI 9.7-13.7)、バルーン群10.0%(95%CI 8.3-12.1)で、有意差はなかった(HR 1.16, 96%CI 0.87-1.54, p=0.28)。最小ステント面積にも有意差はなかった。

【臨床へのインパクト】

本研究の結果は、高度石灰化病変に対して、ロータブレーターによるルーチンな前処置がバルーン拡張と比較して、1年後の標的血管不全の減少や最小ステント面積の増加に寄与しないことを示唆する。血管内イメージングでガイドされたバルーン拡張が、ステント留置前に病変を通過・拡張できるほとんどの石灰化病変において、まず選択されるべきアプローチとなる可能性が示された。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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