米国病院におけるCOVID-19パンデミック中の薬剤耐性菌感染症の動向とリスク因子を解析

📚 掲載誌:Ann Intern Med | 掲載日:2025-06-01 | DOI:10.7326/ANNALS-24-03078

📄 原題:Impact of the COVID-19 Pandemic on Antibiotic Resistant Infection Burden in U.S. Hospitals : Retrospective Cohort Study of Trends and Risk Factors.

🔗 PubMed:PMID: 40294418

【背景】

米国CDCはCOVID-19パンデミック中に薬剤耐性(AMR)が増加したと報告したが、その要因と持続的な影響は不明だった。本研究はパンデミック中およびその後のAMR感染症発生率を特定し、寄与因子を明らかにする目的で行われた。

【結果】

パンデミックピーク時、AMR感染症は10,000入院あたり182から193に増加(6.5% [95% CI, 5.1% to 8.0%])。院内発症AMR感染症は28.9から38.0に増加(31.5% [CI, 27.3% to 35.8%])。重症度、併存疾患、事前の抗菌薬曝露が関連した。パンデミック終息後も院内発症AMRはベースラインを上回った(11.6% [CI, 6.8% to 16.7%])。

【臨床へのインパクト】

本研究は、COVID-19パンデミックが米国病院の院内発症AMR感染症を持続的に増加させ、抗菌薬曝露との関連が強いことを示した。日本の臨床現場でも、COVID-19患者の重症化や抗菌薬使用の増加がAMR感染症リスクを高める可能性を考慮し、抗菌薬適正使用のさらなる徹底が求められる。ICU入室患者など重症例では特に注意が必要だろう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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