CDK4/6阻害薬併用下でESR1変異出現乳がん、アロマターゼ阻害薬からカミゼストラントへの切り替えでPFS延長

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2025-08-07 | DOI:10.1056/NEJMoa2502929

📄 原題:First-Line Camizestrant for Emerging ESR1-Mutated Advanced Breast Cancer.

🔗 PubMed:PMID: 40454637

【背景】

進行乳がんに対するアロマターゼ阻害薬(AI)とCDK4/6阻害薬の併用療法において、ESR1変異は最も一般的な後天性耐性機序です。次世代SERDであるカミゼストラントは、ER陽性進行乳がんで抗腫瘍活性を示しており、ESR1変異出現時の治療選択肢として期待されます。

【結果】

ESR1変異出現後、カミゼストラント群(157例)の無増悪生存期間(PFS)中央値は16.0ヶ月(95%CI 12.7-18.2)でした。AI継続群(158例)は9.2ヶ月(95%CI 7.2-9.5)であり、カミゼストラント群で有意なPFS延長が認められました(HR 0.44、95%CI 0.31-0.60、P<0.0001)。

【臨床へのインパクト】

ER陽性HER2陰性進行乳がんの一次治療としてAI+CDK4/6阻害薬を受けている患者で、治療中にESR1変異が出現し画像上の進行がない場合、AIからカミゼストラントへの切り替えが新たな標準治療となる可能性があります。定期的なctDNA検査によるESR1変異スクリーニングが診療フローに組み込まれる可能性も示唆されます。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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