妊婦へのST合剤予防投与、出生体重増加効果は認められず

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2025-06-05 | DOI:10.1056/NEJMoa2408114

📄 原題:A Trial of Trimethoprim-Sulfamethoxazole in Pregnancy to Improve Birth Outcomes.

🔗 PubMed:PMID: 40466066

【背景】

妊婦の感染症は様々な有害な出産転帰と関連しています。妊娠中のST合剤(トリメトプリム・スルファメトキサゾール)予防投与が出生転帰を改善するかどうかは不明でした。

【結果】

ジンバブエの妊婦993人を対象とした二重盲検RCTの結果、ST合剤群の平均出生体重は3040±460g、プラセボ群は3019±526gでした。両群間の平均差は20g(95%信頼区間 -43~83g、P=0.53)であり、有意な出生体重増加は認められませんでした。有害事象の発生数も両群で同程度でした。

【臨床へのインパクト】

本研究は、妊婦へのST合剤予防投与が出生体重を有意に増加させないことを示しました。特に感染症が問題となる地域での出生体重改善を目的としたST合剤のルーチンな予防的処方は、現時点では推奨されないと考えられます。日本の臨床現場において、出生体重改善を目的とした妊婦へのST合剤予防投与の検討は不要でしょう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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