狂犬病曝露後予防にモノクローナル抗体とワクチン併用は安全で有効、1年間の追跡調査
【背景】
狂犬病はほぼ確実に致死的な疾患であり、曝露後予防(PEP)が重要です。2016年にインドで承認された狂犬病モノクローナル抗体(RmAb)の長期的な安全性、免疫原性、有効性を評価する目的で、この市販後調査が実施されました。
【結果】
RmAbと狂犬病ワクチン(PVRV)併用群では、治療関連の重篤な有害事象は7件で全て因果関係なし。一方、従来のウマ狂犬病免疫グロブリン(ERIG)とPVRV併用群では、因果関係のある重篤な有害事象が1件報告されました。14日目の狂犬病ウイルス中和抗体価の幾何平均濃度はRmAb群で16.05 IU/mL、ERIG群で13.48 IU/mLでした。追跡期間中に狂犬病を発症した患者はいませんでした。
【臨床へのインパクト】
本研究により、狂犬病モノクローナル抗体(RmAb)と狂犬病ワクチン(PVRV)を併用する曝露後予防レジメンが、従来のウマ狂犬病免疫グロブリンを用いたレジメンと比較して安全性が高く、良好な免疫原性を示し、狂犬病に対する防御効果があることが示されました。これは、狂犬病曝露後の治療選択肢として、RmAb併用療法が有望であることを示唆し、将来的には日本の臨床現場においても狂犬病曝露後予防の標準治療に影響を与える可能性があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
