慢性冠症候群で抗凝固薬服用中の患者、アスピリン追加は有害事象リスク増
【背景】
慢性冠症候群でアテローム血栓性リスクが高い患者が経口抗凝固薬を服用している場合、最適な抗血栓療法は不明でした。特にステント留置後6ヶ月以上経過した患者におけるアスピリン追加の有効性と安全性が課題でした。
【結果】
慢性冠症候群患者において、経口抗凝固薬にアスピリンを追加すると、プラセボ群と比較して主要複合心血管イベントのリスクが有意に増加しました(調整ハザード比 1.53、95% CI 1.07-2.18、p=0.02)。また、全死因死亡(調整ハザード比 1.72、95% CI 1.14-2.58、p=0.01)および大出血(調整ハザード比 3.35、95% CI 1.87-6.00、p<0.001)のリスクも有意に高くなりました。
【臨床へのインパクト】
慢性冠症候群でアテローム血栓性リスクが高く、経口抗凝固薬を服用している患者に対し、アスピリンを追加することは、心血管イベント、全死因死亡、および大出血のリスクを増加させる可能性が示唆されました。この結果は、日本の臨床現場における抗凝固薬服用中の慢性冠症候群患者へのアスピリン併用療法の再考を促し、安易な追加処方を避けるべきという方向性を示す可能性があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
