大腸がん検診受診率向上に個別化リスク情報が有効か、介入方法と医療システムで効果に差

📚 掲載誌:Ann Intern Med | 掲載日:2025-10-01 | DOI:10.7326/ANNALS-24-03144

📄 原題:Effect of Personalized Risk Messages on Uptake of Colorectal Cancer Screening : A Randomized Controlled Trial.

🔗 PubMed:PMID: 40889370

【背景】

大腸がん(CRC)検診の受診率向上は重要な課題です。患者と医療従事者へ個別化されたリスク情報を提供することで、受診率が改善する可能性がありますが、その効果は十分に検証されていません。本研究は、進行性大腸腫瘍(ACN)リスク情報提供が検診受診率に与える影響を検討しました。

【結果】

全体として、個別化されたACNリスク情報を加えた介入(医療従事者への通知または意思決定支援ツール)は、大腸がん検診の受診率に有意な差をもたらしませんでした。医療従事者への個別化通知群の受診率は41.5%に対し、汎用通知群は36.4%(差5.1ポイント、95%CI -1.6~11.8)でした。しかし、特定の医療システムでは、意思決定支援ツールが汎用の場合、医療従事者への個別化通知が便検査受診率を13.2ポイント増加させました(21.1% vs 7.9%)。

【臨床へのインパクト】

個別化されたACNリスク情報の提供は、全体として大腸がん検診受診率向上に直結しない可能性があります。しかし、特定の医療システムや介入方法の組み合わせによっては、便検査受診率を向上させる可能性が示唆されました。日本の臨床現場で導入を検討する際は、医療機関の特性や患者層、介入方法を考慮し、効果的な組み合わせを検討する必要があるでしょう。一律の導入ではなく、個別最適化されたアプローチが求められます。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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