複数のがんを単一血液検査でスクリーニングする多がん検出検査の有効性・安全性・精度に関する系統的レビュー
【背景】
単一の血液検査で複数のがんをスクリーニングする多がん検出(MCD)検査は、がん検診を変革する可能性を秘めています。本研究は、無症状の成人におけるMCD検査によるスクリーニングの利益、精度、および有害事象を評価することを目的としました。
【結果】
スクリーニングの利益を評価した対照研究は完了していませんでした。19種類のMCD検査の精度を報告した20の研究(n=109,177)が見つかりました。検査感度は0.095から0.998、特異度は0.657から1.0、曲線下面積(AUC)は0.52から1.0と幅がありました。診断性能を評価した研究の方が、将来のがん検出性能を評価した研究よりも感度とAUCが高かったですが、それ以外の精度パターンは不明瞭でした。
【臨床へのインパクト】
MCD検査によるスクリーニングの利益を報告した対照研究はまだなく、有害事象と精度を評価するにはエビデンスが不十分であると結論されました。現時点では、MCD検査の臨床導入には慎重な姿勢が求められます。検査の精度は検査の種類や研究デザインによって大きく異なるため、日本の臨床現場でMCD検査を導入する前に、さらなる大規模かつ質の高い対照研究が必須となります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
