世界の全死因死亡率と平均寿命の動向、COVID-19パンデミックの影響を最新のモデルで解析

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2025-10-18 | DOI:10.1016/S0140-6736(25)01330-3

📄 原題:Global age-sex-specific all-cause mortality and life expectancy estimates for 204 countries and territories and 660 subnational locations, 1950-2023: a demographic analysis for the Global Burden of Disease Study 2023.

🔗 PubMed:PMID: 41092927

【背景】

人口健康の動向評価には、平均寿命や年齢別死亡率の包括的で比較可能な推定値が不可欠です。COVID-19パンデミックは、全死因死亡率の迅速な推定の重要性を浮き彫りにし、より迅速な人口統計分析ツールの必要性を示しました。本研究は、複雑な相関構造を考慮した新しい統計モデルを用いて、1950年から2023年までの全死因死亡率と平均寿命の推定値を提供します。

【結果】

2023年の世界の死亡者数は6010万人でした。1950年から2023年で年齢標準化全死因死亡率は66.6%減少しましたが、世界の年間死亡者数は人口増加と高齢化により35.2%増加しました。COVID-19パンデミックにより平均寿命は一時的に低下しましたが、2023年にはパンデミック前の水準に回復しました。東アジアでは5歳未満死亡率が67.7%減少した一方で、高所得北米では5~14歳、25~29歳、30~39歳の死亡率が増加しました。

【臨床へのインパクト】

本研究は、サハラ以南アフリカにおける思春期死亡率や若年女性死亡率が以前の推定より高いこと、高齢者の死亡率が低いことなど、従来の推定値との重要な違いを特定しました。また、COVID-19パンデミック中の全死因死亡率の変動が国や地域によって大きく異なることも示しました。これらの新しい知見は、各国の政府や政策立案者が、特定の年齢層や地域に合わせた公衆衛生戦略を策定する上で重要な情報を提供し、日本の国際保健協力にも影響を与える可能性があります。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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