難治性大腸がん、ザンザリンチニブ+アテゾリズマブ併用がレゴラフェニブを上回る全生存期間

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2025-11-15 | DOI:10.1016/S0140-6736(25)02025-2

📄 原題:Zanzalintinib plus atezolizumab versus regorafenib in refractory colorectal cancer (STELLAR-303): a randomised, open-label, phase 3 trial.

🔗 PubMed:PMID: 41130252

【背景】

進行大腸がんの標準治療後、MSI-H/dMMRでない患者に対する有効な治療選択肢は限られていた。ザンザリンチニブとアテゾリズマブの併用療法は、第1相試験で有望な抗腫瘍活性と忍容性を示しており、標準治療であるレゴラフェニブと比較し有効性と安全性を検証する目的で本研究が実施された。

【結果】

進行大腸がん患者901名を対象に、ザンザリンチニブ+アテゾリズマブ群とレゴラフェニブ群を比較した。追跡期間中央値18.0ヶ月で、全生存期間はザンザリンチニブ+アテゾリズマブ群が10.9ヶ月(95% CI 9.9-12.1)、レゴラフェニブ群が9.4ヶ月(8.5-10.2)となり、有意な延長が認められた(HR 0.80, 95% CI 0.69-0.93; p=0.0045)。Grade 3以上の治療関連有害事象は、併用群で60%、レゴラフェニブ群で37%に発生した。

【臨床へのインパクト】

本試験は、MSI-H/dMMRでない再発または難治性の転移性大腸がん患者において、免疫療法を基盤としたザンザリンチニブ+アテゾリズマブ併用療法が全生存期間を有意に改善した初の第3相試験である。この併用療法は、従来の化学療法とは異なる作用機序を持つ新たな治療選択肢として、治療歴の長い患者に対する治療戦略に影響を与える可能性がある。ただし、有害事象の発生率には注意が必要である。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

上部へスクロール