地中海食は過敏性腸症候群の第一選択食餌療法として有効か、通常食餌療法と比較した無作為化試験
【背景】
過敏性腸症候群(IBS)患者は食事指導を求めるが、エビデンスは乏しい。既存のガイドラインでは、第一選択として伝統的な食事指導(TDA)が推奨され、低FODMAP食は第二選択とされる。地中海食(MD)がIBS症状を改善する可能性が示唆されたため、第一選択となり得るか検討された。
【結果】
6週間の介入後、IBS症状の臨床的改善(IBS-SSS 50点以上の減少)を達成した割合は、MD群で62%(95%CI 50-73%)、TDA群で42%(95%CI 31-55%)だった。MD群はTDA群に対し、非劣性かつ優越性を示した(差20パーセンテージポイント、95%CI 4-36パーセンテージポイント、P=0.017)。
【臨床へのインパクト】
本研究は、地中海食が過敏性腸症候群の症状管理において、従来の食事指導よりも優れている可能性を示唆している。これにより、消化器内科医や一般内科医がIBS患者に対して、より実践しやすく、かつ効果的な第一選択の食事指導として地中海食を提案できる根拠となる。患者の食事満足度や生活の質に対する影響はTDAと差がなかったため、導入しやすい選択肢となりうる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
