中間リスク乳癌術後、胸壁照射は全生存率向上せず、局所再発は抑制
【背景】
乳癌術後、pN1(腋窩リンパ節1~3個転移)またはpN0(リンパ節転移なし)でもリスク因子を持つ患者への胸壁照射の役割は不明でした。本研究は、中間リスク乳癌患者における術後胸壁照射の有効性を評価しました。
【結果】
追跡期間中央値9.6年で、胸壁照射群と非照射群の10年全生存率はそれぞれ81.4%と81.9%でした(HR 1.04; 95%CI 0.82-1.30)。胸壁再発は照射群1.1%に対し非照射群2.5%と、照射群で有意に低かった(HR 0.45; 95%CI 0.20-0.99)。
【臨床へのインパクト】
中間リスクの早期乳癌患者において、乳房切除術と全身補助療法後に胸壁照射を行っても全生存率の改善は認められませんでした。胸壁再発は抑制するものの、全生存率に寄与しないことから、胸壁照射の適応をより慎重に検討し、不必要な照射を避けることで患者の負担軽減につながる可能性があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
