大麻・カンナビノイドの医療利用、有効性は限定的で精神疾患や心血管イベントのリスクに注意

📚 掲載誌:JAMA | 掲載日:2026-01-27 | DOI:10.1001/jama.2025.19433

📄 原題:Therapeutic Use of Cannabis and Cannabinoids: A Review.

🔗 PubMed:PMID: 41296368

【背景】

米国・カナダでは成人の約27%が医療目的で大麻を使用し、米国ではCBDも約10.5%が治療目的で利用している。しかし、そのエビデンスとリスクに関する明確な臨床ガイダンスが不足しており、本レビューは医療用大麻・カンナビノイドの治療的利用についてエビデンスを評価した。

【結果】

FDA承認はHIV/AIDS関連食欲不振、化学療法誘発性悪心嘔吐、一部の小児てんかんに限られる。悪心嘔吐に対する処方カンナビノイドはプラセボと比較して小規模ながら有意な改善(SMD -0.29 [95% CI, -0.39 to -0.18])、HIV/AIDS患者の体重増加に中程度の効果(SMD 0.57 [95% CI, 0.22 to 0.92])が認められた。高効力大麻は精神病症状(12.4% vs 7.1%)や全般性不安障害(19.1% vs 11.6%)のリスク増加と関連し、日常的な吸引は大麻使用障害(29%)、冠動脈疾患、心筋梗塞、脳卒中のリスク増加と関連した。

【臨床へのインパクト】

本レビューは、大麻・カンナビノイドが宣伝されている多くの疾患(急性疼痛、不眠症など)に対してエビデンスが不十分であることを示唆している。臨床医は、適用される規制を確認し、薬物相互作用、禁忌(妊娠)、リスクがベネフィットを上回る状態(統合失調症、虚血性心疾患)を評価する必要がある。使用中の患者には、アルコールや他のCNS抑制剤との併用回避、最小有効量での使用、運転・機械操作時の使用回避といったハームリダクション戦略を指導することが重要である。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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