重症患者の気管挿管、ケタミンとエトミデートの院内死亡率に差なし
【背景】
重症患者の気管挿管時の麻酔導入薬として、エトミデートは死亡リスク増加の可能性が指摘されてきた。ケタミンがエトミデートよりも死亡リスクを低下させるかどうかは不明であったため、本研究が実施された。
【結果】
ケタミン群1173人中330人(28.1%)、エトミデート群1186人中345人(29.1%)が28日目までに院内死亡した(リスク差 -0.8%ポイント、95%CI -4.5〜2.9、p=0.65)。挿管中の心血管虚脱はケタミン群22.1%に対しエトミデート群17.0%と、ケタミン群で有意に高かった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、重症患者の気管挿管時における麻酔導入薬としてケタミンを使用しても、エトミデートと比較して28日目までの院内死亡率が有意に低下しないことを示した。心血管虚脱のリスクはケタミン群で高かったことから、麻酔導入薬の選択において、死亡率改善を目的としたケタミンへの切り替えは推奨されない可能性が示唆される。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
