疥癬治療、イベルメクチン経口薬はペルメトリン外用薬に劣る可能性:多施設クラスターRCT

📚 掲載誌:BMJ | 掲載日:2026-01-06 | DOI:10.1136/bmj-2025-086277

📄 原題:Oral ivermectin versus 5% permethrin cream to treat children and adults with classic scabies: multicentre, assessor blinded, cluster randomised clinical trial.

🔗 PubMed:PMID: 41494769

【背景】

疥癬の治療には経口イベルメクチンと5%ペルメトリンクリームが用いられますが、どちらがより有効か、特に同居家族を含めたクラスター単位での臨床的治癒率については明確なエビデンスが不足していました。本研究は、この臨床的疑問に答えることを目的としました。

【結果】

疥癬患者とその同居家族を対象としたクラスター単位での臨床的治癒率は、イベルメクチン群で71.8%、ペルメトリン群で88.5%でした(差 -16.7パーセンテージポイント、95%CI -26.3~-7.1)。主要解析であるクラスターレベルでの治癒率において、イベルメクチンはペルメトリンに対して非劣性を示さず、統計的にペルメトリンの優越性が示されました。

【臨床へのインパクト】

本研究は、疥癬の治療において経口イベルメクチンが5%ペルメトリンクリームに劣る可能性を示唆する重要な結果です。特に、同居家族を含むクラスター全体での治癒率がペルメトリンで有意に高かったことから、日本の臨床現場では、疥癬の集団発生時や家族内感染の治療方針を検討する際に、5%ペルメトリンクリームを第一選択として考慮する根拠となり得ます。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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