膵管癒合不全による再発性急性膵炎に対する小乳頭切開術、新たな膵炎発症リスクを低減せず
【背景】
膵管癒合不全は急性膵炎の閉塞性原因とされ、内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)と小乳頭切開術が膵炎再発リスクを減らす可能性が示唆されていました。しかし、この手技は広く行われているにもかかわらず、質の高い臨床試験が不足していました。
【結果】
148名の患者を対象とした試験で、小乳頭切開術群の34.7%が新たな急性膵炎を発症したのに対し、シャムERCP群では43.8%でした(調整ハザード比0.83、95%信頼区間0.49~1.41)。30日以内の急性膵炎合併症は小乳頭切開術群で14.7%、シャムERCP群で8.2%と、手技群で高頻度でした。
【臨床へのインパクト】
説明不能な再発性急性膵炎と膵管癒合不全を持つ患者において、ERCPと小乳頭切開術は新たな急性膵炎発症リスクや関連する続発症を低減しないことが示されました。この結果は、現在広く行われているこの手技の適応を再検討する必要があることを示唆し、診療ガイドラインや臨床現場での治療方針に影響を与える可能性があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
