成人非複雑性急性虫垂炎、抗菌薬治療10年追跡で再発と虫垂切除率を評価
【背景】
成人の非複雑性急性虫垂炎に対する抗菌薬治療の有効性と安全性は示されているが、5年を超える長期追跡データが不足していた。本研究は、抗菌薬治療を受けた患者の10年後の虫垂炎再発率と虫垂切除率を明らかにすることを目的とした。
【結果】
抗菌薬治療群253人中、10年後の真の虫垂炎再発率(病理組織学的に虫垂炎と診断)は37.8%(95%CI 31.6%-44.1%)、累積虫垂切除率は44.3%(95%CI 38.2%-50.4%)であった。10年累積合併症率は、虫垂切除群27.4%に対し抗菌薬群8.5%(P<.001)と有意に低かった。
【臨床へのインパクト】
本研究の10年追跡結果は、非複雑性急性虫垂炎の成人患者において、抗菌薬治療が選択肢として有効であることを支持する。長期的な再発リスクや累積虫垂切除率を考慮しつつも、虫垂切除術と比較して合併症率が低い点は、患者への説明や治療選択において重要な情報となる。今後の日本の診療ガイドライン改訂や患者との意思決定プロセスに影響を与える可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
