微小変化型糸球体硬化症(FSGS)治療薬TRPC6阻害剤BI 764198、蛋白尿を減少させる可能性

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2026-02-07 | DOI:10.1016/S0140-6736(25)02255-X

📄 原題:TRPC6 inhibition for the treatment of focal segmental glomerulosclerosis: a randomised, placebo-controlled, phase 2 trial of BI 764198.

🔗 PubMed:PMID: 41616795

【背景】

FSGSでは、TRPC6の過活動が足細胞の損失と腎機能低下を引き起こすと考えられています。本研究は、新規TRPC6阻害剤BI 764198の安全性と有効性を評価する探索的試験です。

【結果】

BI 764198の各投与量(20mg, 40mg, 80mg)で蛋白尿反応(ベースラインからUPCRが25%以上減少)がそれぞれ44%, 14%, 43%に認められました。プラセボ群の7%と比較して、全用量での蛋白尿反応のオッズ比は4.9 (95% CI 1.0-48.8)でした。忍容性は良好で、有害事象の発生頻度に有意差はありませんでした。

【臨床へのインパクト】

本試験は、FSGSに対する足細胞標的療法としてBI 764198が蛋白尿を低下させる可能性を示唆する初のデータです。今後の大規模試験で有効性と安全性が確認されれば、現在の治療法に加えて、FSGS患者の新たな治療選択肢となる可能性があります。これにより、腎機能低下の抑制や透析導入の遅延に貢献する可能性があります。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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