救急外来でのオピオイド使用障害治療開始、徐放性ブプレノルフィン注射と舌下錠の比較
【背景】
オピオイド使用障害(OUD)患者は救急外来(ED)を受診する機会が多く、ここで治療を開始できれば予後改善につながる。特に高リスクで治療継続が困難な患者に対し、低程度の離脱症状でも開始可能な徐放性ブプレノルフィン注射剤が有効か、既存の舌下錠と比較検討された。
【結果】
OUD患者2000人を対象に、EDで徐放性ブプレノルフィン注射または舌下錠を投与した。7日目の治療継続率は、徐放性群40.5%に対し舌下群38.5%で、調整差1.6%(95%CI -2.8%〜6.0%)と有意差はなかった。30日目の継続率も同程度。徐放性群では7日目の渇望スコアが低く(調整平均差 -3.85)、違法オピオイド使用日数が少なく、治療満足度が高かった。
【臨床へのインパクト】
救急外来でOUD治療を開始する際、徐放性ブプレノルフィン注射剤と舌下錠のいずれも7日後の治療継続率には差がないことが示された。フェンタニル使用が多い状況でも、両剤とも誘発性離脱症状は稀で忍容性が高かった。徐放性注射剤は、患者の渇望低減や治療満足度向上に寄与する可能性があり、治療アドヒアランスが懸念される患者への選択肢となりうる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
