ボルバキア感染雄蚊の放出でシンガポールのデング熱リスクが7割減少

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2026-03-26 | DOI:10.1056/NEJMoa2503304

📄 原題:Dengue Suppression by Male Wolbachia-Infected Mosquitoes.

🔗 PubMed:PMID: 41671481

【背景】

デング熱は熱帯・亜熱帯地域で深刻な公衆衛生問題であり、媒介蚊対策が重要です。ボルバキア菌に感染したネッタイシマカ雄を放出すると、野生型雌との交配で不妊卵が生じ、蚊の個体群を抑制しデング熱感染リスクを減らせる可能性があります。

【結果】

ボルバキア感染雄蚊の放出により、介入群では野生型ネッタイシマカ成虫の個体群が抑制されました。介入開始3ヶ月後から24ヶ月の期間で、蚊の平均捕獲数は介入群0.041、対照群0.277でした。デング熱感染に対する保護効果は71~72%(オッズ比0.28~0.29)でした。

【臨床へのインパクト】

この研究は、ボルバキア感染雄蚊の放出がデング熱媒介蚊の個体群を抑制し、デング熱感染リスクを7割以上減少させることを示しました。日本国内でデング熱の流行が懸念される地域において、将来的に新たな公衆衛生対策として蚊の駆除方法の一つとなる可能性があります。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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