成人肥満は重症感染症の入院・死亡リスクを約1.7倍に増加させ、世界の感染症死亡の約1割に関与

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2026-03-07 | DOI:10.1016/S0140-6736(25)02474-2

📄 原題:Adult obesity and risk of severe infections: a multicohort study with global burden estimates.

🔗 PubMed:PMID: 41679324

【背景】

成人肥満と特定の感染症との関連は知られていましたが、広範な感染症スペクトルにおけるエビデンスは不足していました。本研究では、予防可能なリスク因子である成人肥満が、細菌、ウイルス、寄生虫、真菌による925種類の感染症の発生、入院、死亡に与える影響を多コホート研究で検討しました。

【結果】

フィンランドと英国のコホート研究(計約55万人)の結果、BMI 40以上の高度肥満者は、健康体重者と比較して感染症による入院または死亡リスクが約3倍(フィンランド: 2.69 [95% CI 2.19-3.30]、UKバイオバンク: 3.07 [2.95-3.19])でした。肥満(BMI 30以上)全体では、致死性または非致死性の重症感染症のリスクが1.7倍(1.7-1.8)でした。

【臨床へのインパクト】

成人肥満は、様々な病原体、集団、臨床プロファイルにおいて、感染症による入院および死亡の独立したリスク因子であることが示唆されました。世界の感染症関連死亡の約10%が肥満に起因する可能性があり、肥満の予防と管理は、感染症の重症化抑制と死亡率低下に寄与する重要な公衆衛生上の介入となり得ます。患者指導において、感染症リスク低減の観点からも体重管理の重要性を強調する必要があるでしょう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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