中咽頭癌に対する陽子線治療と強度変調放射線治療、機能・QOL・生存率に差なし
【背景】
中咽頭扁平上皮癌に対する強度変調陽子線治療(IMPT)と強度変調放射線治療(IMRT)の比較において、治療関連の身体機能やQOLへの影響は不明であった。本研究は、晩期機能、患者報告アウトカム、病勢コントロール、生存率を比較することを目的とした。
【結果】
12ヶ月時点での胃瘻依存または重度体重減少の複合アウトカムは、IMPT群110例中20例(18%)、IMRT群53例中3例(6%)であり、複合オッズ比は2.80(97.5%CI 0.75-10.4)であった(p=0.079)。UW-QoL身体複合スコアはIMPT群78.3点、IMRT群77.1点と差はなかった(p=0.56)。24ヶ月の局所再発フリー生存率、全生存率も両群で有意差は認められなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究の結果は、中咽頭扁平上皮癌においてIMPTとIMRTが晩期身体QOLスコア、胃瘻依存、局所コントロール、全生存率において同等であることを示唆している。IMPTがルーチンで導入されていない医療現場においては、IMRTが引き続き標準治療として維持されるべきであるという現状の診療方針を支持する結果と言える。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
