進行RAS変異膵癌に新規RAS(ON)阻害薬ダラキソンラシブ、安全性と抗腫瘍効果を確認

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2026-05-07 | DOI:10.1056/NEJMoa2505783

📄 原題:Daraxonrasib in Previously Treated Advanced RAS-Mutated Pancreatic Cancer.

🔗 PubMed:PMID: 42090791

【背景】

膵癌の9割超にRAS活性化変異が見られるが、既存治療の有効性は限定的。新規RAS(ON)マルチセレクティブ阻害薬ダラキソンラシブは、GTP結合型の変異・野生型RASを標的とし、進行RAS変異固形癌への効果が期待される。

【結果】

既治療RAS変異膵癌患者168例中、30%にグレード3以上の治療関連有害事象を認めた。RAS G12変異の二次治療26例では奏効率35%(95%CI, 17-56)、無増悪生存期間中央値8.5ヶ月、全生存期間中央値13.1ヶ月。RAS G12/G13/Q61変異38例では奏効率29%(95%CI, 15-46)。

【臨床へのインパクト】

既治療の進行RAS変異膵癌に対し、ダラキソンラシブは一定の抗腫瘍活性を示し、忍容性も確認された。特にRAS G12変異患者での奏効率35%は、これまで治療選択肢が限られていた膵癌において、新たな治療薬となる可能性を秘めている。今後、大規模臨床試験での有効性・安全性の詳細な評価が待たれる。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

上部へスクロール