新規βラクタマーゼ阻害薬配合剤、複雑性尿路感染症・急性腎盂腎炎に有効性示す
【背景】
新規βラクタマーゼ阻害薬ナクバクタムは、セフェピムまたはアズトレオナムとの併用で開発が進んでいます。本研究は、複雑性尿路感染症(cUTI)または急性非複雑性腎盂腎炎(AUP)に対するこれらの併用療法の有効性と安全性を、イミペネム・シラスタチンと比較して評価しました。
【結果】
主要評価項目である治癒判定時の臨床的および微生物学的複合成功率は、セフェピム・ナクバクタム群で82%(214例中176例)、アズトレオナム・ナクバクタム群で72%(112例中81例)、イミペネム・シラスタチン群で61%(105例中64例)でした。セフェピム・ナクバクタム群はイミペネム・シラスタチン群に対し、成功率が21.3%高く(95%CI 10.9-32.0)、非劣性かつ優越性を示しました。
【臨床へのインパクト】
セフェピム・ナクバクタムおよびアズトレオナム・ナクバクタムは、グラム陰性菌によるcUTIやAUP、特に薬剤耐性菌による感染症に対する新たな治療選択肢となる可能性があります。本研究結果は、今後の日本の臨床現場において、これらの新規抗菌薬が難治性尿路感染症に対する治療ガイドラインに組み込まれる可能性を示唆しており、薬剤耐性菌対策に貢献することが期待されます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
