多発性硬化症に対するオクレリズマブ高用量投与、標準用量との有効性比較試験
【背景】
オクレリズマブは再発型および一次進行型多発性硬化症に承認されている。過去の解析で、オクレリズマブ高曝露がB細胞枯渇と身体障害進行リスク低下に関連する可能性が示唆されたため、高用量の有効性と安全性が前向きに評価された。
【結果】
再発型多発性硬化症(MUSETTE試験)では、高用量群の12週複合身体障害進行率は34%に対し、標準用量群は37%(HR 0.93、95%CI 0.73-1.18、p=0.53)。一次進行型多発性硬化症(GAVOTTE試験)では、高用量群47%に対し、標準用量群49%(HR 0.95、95%CI 0.76-1.18、p=0.64)。いずれも有意差はなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、再発型および一次進行型多発性硬化症において、オクレリズマブの標準用量(600mg)に対する高用量(体重調整1200mgまたは1800mg)の優位性を示さなかった。これにより、現在の標準用量での治療継続が妥当であり、高用量への切り替えや追加投与を検討する根拠は得られないと考えられる。新たな安全性上の懸念も確認されなかった。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

