進行CKD患者の心血管イベント予防に低用量リバーロキサバンは無効、出血リスク増大
【背景】
進行慢性腎臓病(CKD)患者の10〜15%が毎年致死性または非致死性の心血管イベントを経験する。この集団における抗血栓療法の心血管イベントへの影響は不明であり、低用量リバーロキサバンが心血管イベントを減少させるか検証された。
【結果】
低用量リバーロキサバン群(2.5mg 1日2回)とプラセボ群を比較した結果、主要心血管イベント複合アウトカム発生率はリバーロキサバン群22.6%(13.0イベント/100人年)に対しプラセボ群20.7%(11.8イベント/100人年)で、有意差はなかった(ハザード比1.09, 95%CI 0.87-1.36, P=0.46)。大出血はリバーロキサバン群で有意に多かった(ハザード比1.51, 95%CI 1.02-2.22, P=0.04)。
【臨床へのインパクト】
本研究は、心血管リスクの高い進行CKD患者において、低用量リバーロキサバンが心血管イベント複合アウトカムを減少させず、むしろ大出血のリスクを有意に増加させることを示した。この結果は、進行CKD患者に対する心血管イベント予防目的での低用量リバーロキサバン投与の推奨を支持しない。今後の診療において、この集団への安易な処方は見直されるべきである。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

